吉村家住宅

吉村家住宅は、畿内の代表的な近世豪農の住居です。建物の一部には、桃山時代の書院造りの建築様式が残っています。元和元年(1615年)の大坂夏の陣でそれまでの建物を焼失し、直後に創建されたと考えられています。

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重要文化財指定

昭和12年(1937年)、主屋が民家としては最初に国宝指定を受け、昭和25年(1950年)には重要文化財に再指定されました。主屋は、何度も増改築を経て、原型がかなり崩されていましたが、昭和26年から28年に亘って解体復元修理により、約400年前の姿に復元されています。

吉村家の歴史

吉村家の祖は、近世以前よりこの地に住みついていたが、近世に入り帰農し、江戸中期以降、丹北、八上(現在の羽曳野、松原、八尾、大阪市)の両郡内十八ヶ村の大庄屋をつとめました。

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